【TANIFX DAILY】2026年07月13日号

【TANIFX DAILY NEWS】:2026年07月13日号

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有事のドル買いは不発 ── ホルムズ再爆撃と金急落、CPI前夜の162円攻防

週末、米・イラン両軍がホルムズ海峡を巡り再び攻撃の応酬を演じた。本来なら「有事のドル買い」が号砲を鳴らすはずの週明けだが、ドル円はむしろ162円台前半へと沈み、金は4,100ドル台から4,070ドル台へと急落した。原油だけが素直に地政学リスクを織り込む中、通貨と貴金属は不可解な「ねじれ」を見せている。明日の米CPIを控えた静かな月曜日、TANIFXが本当の資金の向き先を読み解く。


本日のマーケットサマリー(2026/07/13 朝時点)

USD/JPY:162.09

週末に米中央軍がイランへの攻撃を再開し、イラン側もバーレーン・クウェートの米軍関連施設へミサイル・ドローンで応戦した。本来ならドル買い材料のはずが、ドル円は金曜終値162.30円から162.09円へと逆にじり安。162.00円の心理的節目を挟んだ攻防が本日の焦点となる。米長期金利の落ち着きと、明日のCPI発表を控えたポジション調整の売りが、地政学リスクによるドル買いを相殺している格好だ。

EUR/JPY:184.61  GBP/JPY:216.73

EUR/USD:1.1389  GBP/USD:1.3371  EUR/GBP:0.8517

XAU/USD:4,073

金は前営業日比で-1.16%と急落し、4,121ドルの高値圏から4,070ドル台へ滑り落ちた。ホルムズ海峡の緊張が続く中での金売りは、素直な「有事の質への逃避」ではなく、直近の急騰局面での利益確定と読むのが妥当。一方でユーロは対ドルで軟化、ポンドは相対的に底堅く推移しており、通貨間の強弱がはっきり分かれた週末となった。


通貨相関と資金フローの分析(TANIFXビュー)

強 JPY > GBP > USD > EUR 弱

「有事のドル買い」不発の理由 週末の中東情勢再燃にもかかわらずドル円が上昇しなかった事実は軽視できない。TANIFXが見るに、市場参加者の関心はすでに明日21:30 JSTの米CPI発表に集中しており、地政学リスクへの反応は一時的・限定的なものにとどまっている。原油(ブレント)が3%超の急伸を見せる一方で為替・貴金属市場が冷静さを保っているのは、「織り込み済みリスク」への慣れとCPI前のポジション整理が優先されているためだ。

半導体決算ウィークの号砲 今週はASML(7/15)、TSMC(7/16)と大手半導体企業の決算が相次ぐ。金曜日の日経平均+924円の急反発を支えた半導体マネーが本物かどうかを占う試金石であり、AI相場の持続力を測る上で為替以上に株式市場の注目材料となりそうだ。TANIFXはこの決算結果が週後半のリスクセンチメント、ひいては円クロスの方向性にも波及すると見ている。


本日の注目材料とTANIFXの予測

19:30 インド消費者物価指数(CPI)(予想+4.3%・前回+3.93%)

一般AIの予測(大衆の思考):原油高による食品・エネルギーコスト上昇でインドCPIは市場予想通り加速し、RBI目標上限を16カ月ぶりに突破するが「想定内」として市場への影響は限定的という無難な見立て。

TANIFXの予測(クジラのシナリオ):クジラが見ているのは一国の物価ではなく、原油高が新興国のインフレ再燃という形で世界的なドル資金需要を刺激する構図だ。ホルムズ海峡の緊張が続く限り「原油高→新興国コスト増→ドル建て債務国の調達需要」という循環が生まれやすく、これは中期的には隠れたドル買い材料になり得る。ただし本日時点でドル円はこの流れに乗り切れておらず、162.00円を明確に割り込むかどうかが週明けのセンチメントを決める分水嶺とTANIFXは見る。


TANIFXの本日のトレード戦略

ターゲット:USD/JPY 戻り売り継続(CPI前夜のレンジ想定、162.00円割れなら下値追随も視野)

【シナリオA】エントリーゾーン:162.30〜162.60

エントリー条件:週末のドル買い不発を確認した上で、戻り高値圏での失速サイン(上ヒゲ・出来高減少)を待って売り下がる(CPI前のポジション調整売りを主軸とした逆張り)

TP1:161.90(1/3決済)/ TP2:161.50(1/3決済)/ TP3:161.00(残り1/3)

SL:162.90(週末の地政学ショックで有事のドル買いが本格再燃したと判断し撤退)

リスク:約30〜60pips / リワード:TP2まで約80〜110pipsR:R = 1:1.8〜3.5

【シナリオB】エントリーゾーン:161.55〜161.70(心理的節目162.00円を実値で下抜け、下値追随が加速する場合の順張りショート)

TP1:161.10 / TP2:160.60 / SL:162.10

※CPI前のドル持ち高調整が加速し、161.70円の直近支持が崩れた場合の追撃対応

無効化条件

  • 163.15円を実値で上抜けた場合 → 戻り売りシナリオは完全撤回。有事のドル買いが本格再燃したと判断し様子見
  • 161.90〜162.30円のレンジ内で方向感なく膠着した場合 → シナリオA・Bともに見送り(明日のCPI発表待ちで週明け早々のエントリーは控える)
  • USD/JPY 1時間足チャート

    戦略のポイント

    今日の方向バイアス:戻り売り継続(162.00円割れなら下値追随)

    今日の点火装置:明日21:30 JST 米CPI発表を控えたポジション調整、ホルムズ海峡情勢の続報

    今日のノートレード条件:161.90〜162.30円のレンジ内で方向感なく推移する場合はエントリーしない(戻り高値or支持割れの明確なサイン確認まで待つ)

    今日の本質:中東再燃でも動かないドル円が示す、CPI前夜の「静かな緊張」。


    TANIFX Performance Board(2026/07/13 更新)

    前営業日の結果(2026/07/10 戦略)

    ターゲット:USD/JPY 戻り売り継続(防衛ライン死守を確認した上でのショート目線)

    結果:Win ✓(+21pips ※162.30→162.09 週末に米・イランの再空爆応酬があり有事のドル買いが一瞬意識されたが、原油高と長期金利低下が綱引きとなりドル円は緩やかに下落。防衛ライン到達は未達もエントリーゾーン未達成のため見送り、方向バイアスは的中)

    Weekly Record(7/6〜7/10)

    7/6 (Mon):Win ✓(+82pips、戻り買い優勢的中)

    7/7 (Tue):Lose ✗(-30pips、城内発言による急落)

    7/8 (Wed):Win ✓(+62pips、FOMC通過後の反発的中)

    7/9 (Thu):Win ✓(+22pips、防衛ライン到達せず反落)

    7/10 (Fri):Win ✓(+21pips、有事のドル買い不発で緩やかに下落)

    Monthly Record(2026年7月)

    Total Trades: 7 Wins: 6 / Loses: 1 / Draws: 0

    July Win Rate: 85.7%

    YTD Record (Year to Date)

    Total Trades: 73

    Wins: 51 / Loses: 21 / Draws: 2 / No Trade: 多数

    YTD Win Rate: 69.9%(51÷73)

    ※YTD基準値(2026-06-25時点): 64戦 45勝 17敗 2分 勝率70.3%

    方向記録台帳(pipsベースの誠実な記録)

    判定数:6回(勝ち5 / 負け1 / 分け0)

    方向的中率:83.3%

    平均勝ち幅:+39.0 pips

    平均負け幅:-30.0 pips

    期待値:+27.5 pips/回

    累計:+165.0 pips

    損益レシオ(PF):6.50

    ※的中率のみを看板にせず、負けの記録も含めた期待値ベースで継続検証していく方針

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