目次
155円バリアとPCE・GDP速報
「最強ドル」と「最弱円」で、押し目だけを冷静に拾う一日
本日のマーケットサマリー(2026/02/20 朝)
| 通貨ペア / 商品 | 現在値 | コメント |
|---|---|---|
| USD/JPY | 154.936円 | 155円の大台目前。強いドル買いと円売りが継続する高値圏。 |
| EUR/JPY | 182.44円 | 円安のおかげで高止まり。ユーロ自体はやや弱いがクロス円は堅調。 |
| GBP/JPY | 208.672円 | ポンド自体は軟調だが、円安で210円近辺を維持する展開。 |
| EUR/USD | 1.17739USD | 1.18割れでドル高優勢。ユーロはじりじりと押し下げられる形。 |
| GBP/USD | 1.34676USD | 1.35割れ定着。ポンドの弱さとドル高が重なって下方向。 |
| EUR/GBP | 0.87417 | 欧州内ではユーロがやや優勢。ポンドの独歩安気味。 |
| XAU/USD | 5000USD | 5000ドルちょうど付近。ドル高環境でも、地政学リスクで底堅い。 |
通貨相関と資金フロー(TANIFXビュー)
きょう時点の通貨強弱をざっくり並べると、
ドル > 金 > ユーロ > ポンド > 円
という構図が見えます。
少し分解すると、こんなイメージです。
1)ドル(USD)
- FOMC議事要旨で「利上げを主張したメンバーが複数いた」ことが判明
- 市場の視点が、「いつ利下げ?」から「そもそも本当に利下げするのか?」へシフト
- 米金利は高止まり、もしくは再上昇が意識され、ドルは完全に一強モード
2)円(JPY)
- 高市政権の積極財政・複数年度予算など、「成長は取りに行くが、金利は上げにくい」構造
- 日銀の追加利上げ観測は後退し、「円は売りやすい通貨」のポジションへ逆戻り
- その結果、円は主要通貨の中で最弱クラスに位置づけられ、ドル円は155円手前まで一気に戻ってきた
3)ユーロ(EUR)
- 対ドルでは明確な下落トレンド(1.18を上に抜けられない)
- ただし対ポンドではやや強く、欧州内では「相対的にマシな通貨」という立ち位置
- 絶対的な強さではなく、「より弱いポンドの上に乗っているだけ」の状態
4)ポンド(GBP)
- 対ドルで1.35割れ、対円でも208円前後と、明らかに他通貨より脆い
- リスクオンでもリスクオフでも、なかなか買いが続きにくい「売られやすい通貨」
5)金(ゴールド)
- 本来ならドル高・金利高で売られやすい局面にもかかわらず、5000ドルを再び回復
- イラン情勢など中東リスクへの備えとして、「通貨とは別枠の保険」として買われている
- 通貨への信認が揺らぐ局面で、金への分散需要が続いている
まとめると、
「ドル一強・円最弱」という構造は崩れておらず、
その上で「ユーロもポンドも決め手に欠ける中、ドル円が最も素直にテーマを表現している」
そんなバランスになっています。
本日の注目材料とTANIFXの予測
きょうは、為替トレーダーにとって完全に「イベントデイ」です。
1)米国 PCEデフレーター + 第4四半期GDP(速報値)
市場が最も注目するのはこの二つです。
- PCEデフレーター
FRBがインフレを判断する際に最重視する物価指標。 - 第4四半期GDP速報
「アメリカ経済がどれだけ強いのか」を一気に可視化するデータ。
TANIFXの予測(シナリオ)はこうです。
- ベースケース
小幅に予想を上回るか、ほぼ予想通り
→ 「やっぱり利下げは急がなくていい」という解釈
→ ドル買い継続、ドル円は155円の大台トライへ - サプライズ強いケース
PCEが強く、GDPも上振れ
→ 「利下げどころか、もう一回利上げもあるのでは」という観測が過熱
→ ドル円は155円を一気に突破し、155.50円近辺までストップを巻き込んでジャンプする可能性 - 弱いケース
PCE・GDPともに予想を割り込み、「あれ、思ったより鈍化しているぞ」という受け止め方
→ いったん154円前半、場合によっては153円後半までドル円が押されるリスク
ただし、
「それでもなお日米の金利差は大きく、円側の利上げ余地は小さい」
という構造は変わらないため、
この下落は中期のドル買い勢にとっては押し目買いの好機になりやすい
ポイントは、
「弱い数字が出ていったん下がっても、その下落が長続きしにくい環境」
になっているところです。
2)週末要因と要人発言
- きょうは金曜日
→ ロンドン時間後半からニューヨークにかけて、週末をまたぎたくないポジションの整理が出やすい
→ 特に、155円手前でロングを抱えている短期筋の利食いが出やすい時間帯は要注意 - 高市政権の発言・政策観測
- FRB高官コメント
- トランプ大統領、ウォーシュ次期議長へのコメント
- イラン情勢のヘッドライン
これらの「ひと言」が、指標後のボラティリティをさらに増幅させる可能性があります。
きょうはいつも以上にニュースチェックが重要な一日です。
TANIFXの本日のトレード戦略
メイン戦略:USD/JPY(ドル円) ロング
選定理由(TANIFXの予測)
1)ファンダメンタルズ
- FRBは利下げどころか、必要なら追加利上げも辞さないトーンへ
- 日銀は高市政権の積極財政もあって、簡単に利上げできない
- 金利差と政策スタンスのギャップは、まだしばらく「ドル高円安」を支持し続ける
2)チャートと水準
- 154円台後半から155円手前は、短期勢の買いポジションが非常に溜まりやすいゾーン
- このゾーンで飛び乗ると、指標で下振れしたときに真っ先に“掃除”される側に回る
- 一段下、154円台前半から半ばにかけては、直近の押し目が意識されやすいサポート帯
3)イベント構造
- 指標直前〜直後は上下に大きく振らされる
- その「下振れ」の局面だけを狙い撃ちするのが、クジラ的な押し目買い
TANIFX PERFORMANCE BOARD 2026/02/20 更新
- 2/16 (Mon) : USD/JPY ショート [DRAW](微益撤退)
- 2/17 (Tue) : EUR/USD ショート [WIN]
- 2/18 (Wed) : EUR/USD ショート [WIN]
- 2/19 (Thu) : USD/JPY ロング [WIN]
- 2/20 (Fri) : [Now Trading…] Target: USD/JPY ロング

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