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154円は“押し目”か“転換点”か── 雇用統計デー、円の逆襲とドル売りの綱引き
■ 本日のマーケットサマリー(2026/02/11 朝時点)
| 通貨ペア / 商品 | 現在値 | コメント |
|---|---|---|
| USD/JPY | 154.00円 | 157円目前から一転急落。154円割れ目前まで円買い・ドル売りが加速 |
| EUR/JPY | 183.27円 | 高値185円超から約200pips下落。円買い優勢でクロス円全体が調整局面 |
| GBP/JPY | 210.12円 | 214円台から大きく反落。高ベータ通貨らしくボラティリティ拡大 |
| EUR/USD | 1.1901USD | 1.19台前半で底堅い。ドル売り基調の主戦場に |
| GBP/USD | 1.3646USD | 1.35割れから持ち直し。ユーロよりはやや強いがまだ調整帯 |
| EUR/GBP | 0.8721 | ユーロ優位に傾きつつあるが、レンジ内の小競り合い |
| XAU/USD | 5,046USD | 5,000ドル台を維持。通貨不信+ヘッジ需要でじわりと買い直し |
■ 通貨相関・テーマ整理(TANIFXビュー)
1. 通貨強弱の構図
現時点のざっくり力関係は、
Gold ≫ EUR ≳ GBP > JPY > USD
こんなイメージです。
- USD(最弱組)
先週までの「強い米経済+ウォーシュ期待」のドル高ストーリーから一転、
今週は 「ポジション整理のドル売り」 が優勢。
特に昨日は、
選挙後の円売りロング(ドル円・クロス円ロング)+ドルロング の巻き戻しが一気に噴き出した形。 - JPY(戻りを試す段階)
高市トレードで売られ過ぎていた分、
「選挙イベント通過 → 材料出尽くし → 円ショート解消」
という“里帰り”の初動が出たと見るのが自然。 - EUR / GBP(対円では依然高いが、対ドルではドル売りの受け皿)
- 対円:先週の超高値から調整中とはいえ、まだ歴史的な高水準
- 対ドル:
- EUR/USDは1.19台
- GBP/USDは1.36台前半
→ 「ドル売りのメイン戦場は対ユーロ・対ポンド」 という構図。
- Gold(別格)
一度900ドル規模の急落をやらかしておきながら、
再び5,000ドル台に戻ってきた事実は重い。
「ドルも円も信じ切れないなら、結局ゴールド」
という中長期マネーの存在を忘れてはいけないフェーズです。
2. 今週ここまでの流れを整理
- 週明け(月)
- 日本総選挙 → 自民圧勝 → 高市トレード全開
- オープンは「ギャップ円安・ドル円157円トライ」
- しかし、そこで一旦打ち止め → その後“行って来い”
- その後(欧米時間)
- 「選挙は織り込んだ」「157円〜は介入が怖い」
- ここに中国の米国債絡みの話、ドル高警戒コメントなどが重なり、
→ ドル売り・円買い戻しが本格化
- 昨日(火)
- 東京から既に円買い優勢
- 欧米時間でさらに加速し、
→ ドル円 154円割れ目前、クロス円は200pips級の下落 - EUR/USDは 1.19 前半で上下しながらも、ドル売り地合いは継続
■ 本日の注目材料と TANIFXの予測
1. 本日の主役:米・雇用統計
〔注目指標(日本時間)〕
- 22:30
- 米 1月 非農業部門雇用者数(NFP)
- 米 1月 失業率
- 米 1月 平均時給
TANIFXの予測(方向性):
- NFP: +18万人前後
- 失業率: 3.8% 近辺
- 平均時給: 前年比 +3.7〜3.8% 程度
→ 「強すぎず、弱すぎず」な無難な数字をメインシナリオと想定。
市場インパクトの読み:
- 雇用も賃金も「そこそこ」であれば、
- “追加利上げなし・急激な利下げもなし” という今のコンセンサスは崩れない
- すでにドルロングの解消がかなり進んでいるため、
→ ドル買い戻しは限定的、むしろドル売り優位の流れ温存の可能性
■ TANIFXの本日のトレード戦略
戦略コンセプト
「154円は押し目に“見える”が、
今日はドル円で勝負する日じゃない。」
ドル売りトレンドに素直に乗れる EUR/USD を主戦場にするのが、
クジラ視点での答えです。
◎ 本命:EUR/USD(ユーロドル)ロング(押し目買い)
TANIFXの予測(理由):
- ドル売りの本命は“対ユーロ”に戻ってきている
- ドル円は、
- まだ円ショートの残骸が多い
- 介入ヘッドラインがいつ飛ぶか分からない
- 一方、EUR/USD は
- 政策スタンスの差(FRBタカ派>ECB中立〜ハト)を分かっていても、
- ポジション的には“まだ買い余地のあるユーロ” vs “ポジション整理モードのドル”
という構図。
- ドル円は、
- 雇用統計が“無難”なら、ドル売り地合い継続の可能性
- 超強い数字でない限り、
→ 「やっぱりドル買いだ!」で一方的な反転になるよりも、
→ 「じゃあ結局、ポジション軽くしたドル売り継続でいいか」
になりやすい。
- 超強い数字でない限り、
■ TANIFX Performance Board(2026/02/11 時点・簡易版)
- 2/9 (Mon):EUR/USD ショート → LOSE
- 2/10 (Tue):EUR/JPY ロング → LOSE
- 先週(2/2〜2/6)は 4勝1敗(Win率 80%)
【TANIFXからのアドバイス】
今日のテーマはただひとつ:
「154円は押し目に見える。
でも勝ちに行くなら、あえてそこを触らない。」

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