GDPショックが冷や水を浴びせる日銀利上げ観測 ── 休場明けの米国市場は「AI懸念の連鎖」に耐えられるか?
本日のマーケットサマリー(2026/02/17 朝時点)
| 通貨ペア / 商品 | 現在値 | コメント |
|---|---|---|
| USD/JPY | 153.420円 | 152円台からやや戻し。153円前半〜半ばで戻り売りと押し目買いが交錯。 |
| EUR/JPY | 181.797円 | 182円を割り込んだゾーンでの推移。ユーロ安+円の戻りでクロス円は重い。 |
| GBP/JPY | 209.10円 | 210円を下回って推移。ポンド円も高値からじわじわと調整中。 |
| EUR/USD | 1.18476 USD | 1.18ドル台半ば。戻しつつも上値の伸びは鈍い。 |
| GBP/USD | 1.36243 USD | 1.36ドル台前半。ポンドも対ドルではじり安気味。 |
| EUR/GBP | 0.8695 | 欧州内ではユーロがやや弱め。ポンドに対しても頭が重い。 |
| XAU/USD | 4,975 USD | 5000ドルを一時的に割り込み再び接近。金は高値圏でもみ合い。 |
通貨相関と資金フロー(TANIFXビュー)
きょう時点のざっくりした通貨強弱は、
円 ≥ ドル > ポンド > ユーロ
(資産全体では、まだ金が別格)
という並びで見ています。
1)円(JPY)
先週からの流れは「円買い・ドル売り・ユーロ売り」がメインテーマでした。
ドル円は一時 152円台半ばまで下落し、その後 153円台前半まで自律反発しただけ、という位置づけです。
高市政権の誕生で一度は「高市トレード(円売り・株高)」が走りましたが、
植田日銀の慎重姿勢や、財政・国債への警戒もあり、
- やり過ぎた円安の修正
- 155〜157円が一旦のピークだったかもしれない
という見方が、静かに広がっています。
円は以前ほど「最弱通貨」ではなく、
むしろ対ユーロ・対ポンドでは「買い圧力が戻り始めた通貨」というポジションです。
2)ドル(USD)
米国の金融政策は、ウォーシュ次期FRB議長候補のタカ派イメージに支えられつつも、
最近の金利低下で「ドル一強」という感じは後退しています。
それでも、
- 日本より成長がはっきりしている
- 欧州より金融政策の自由度が高い
という二点から、
対ユーロ・対ポンドではドル買いが入りやすい環境です。
ユーロドルが 1.18台半ばから上に行き切れないあたりに、
ドルのしぶとい強さがにじんでいます。
3)ユーロ(EUR)
ユーロは、どの軸で見ても中途半端な位置にいます。
- 対円では、以前の「円最弱」の惰性でまだ高いが、181円台までじりじり下げてきた
- 対ドルでは、1.19手前までは戻れても、そこで頭を叩かれやすい
- 対ポンドでも、EUR/GBP 0.87近辺で上値の重さが目立つ
つまり、
- 円に対しても
- ドルに対しても
- ポンドに対しても
ユーロは「主役ではなく、売られやすい脇役」に近い位置にいると見ています。
4)ポンド(GBP)
ポンドは、
- リスクオン局面では買われやすい
- ただし今は、AI懸念やソフトウェア関連の下落などでリスク許容度が落ちている
という背景から、
- 対円:高値からの調整局面(209円台まで戻しているが、210円超は重い)
- 対ドル:1.36ドル台前半でじわじわと押され気味
という形で、やや上値の重さが目立ちます。
5)金(Gold)
金は 5000ドル近辺でもみ合い。
- 通貨全般への構造的な不信
- 中長期の分散投資ニーズ
- 地政学リスク
これらが金相場を支えている一方、
金利・ドルとの綱引きが続き、短期的には上にも下にも振れやすい高ボラ局面です。
本日の注目材料と TANIFXの予測
きょうは、米国勢が連休明けで戻ってくる日です。
焦点は次の二つ。
1)米国の経済指標(想定)
本日は、米国の高頻度系指標(例:小売・住宅・製造業関連など)が素直に意識される地合いです。
TANIFXの予測としては、
- 小売や消費関連は、強くても「想定内」の範囲
- サプライズでドルが買い戻されても、一気にドル独歩高になるほどの材料にはなりにくい
と見ています。
ポイントは、
- 経済指標が「悪ければドル売り・金買い」
- 「そこそこ良ければ、金利は少し戻るがドルは限定的な反発」
という、ややドルにとっては中立〜弱材料寄りの地合いになりやすい点です。
2)株式市場と AI 懸念
米国株では、
- AI懸念を背景にソフトウェア関連が下落
- ファンド勢のリスク許容度が低下
- 他市場での損失穴埋め売りが出る可能性
が意識されています。
これは、
- リスク資産全体にはマイナス(株・ハイベータ通貨には重石)
- しかし、ドルと円には一部逃避資金が向かう
という二面性を持つテーマです。
特に、
- ユーロ圏の成長期待が乏しい中でのリスクオフ
は、ユーロ売り・円買い・ドル買い の組み合わせになりやすく、
結果として「ユーロ円安」が出やすいと判断しています。
TANIFXの本日のトレード戦略
本日は、ドルの強さとユーロの弱さが明確になりつつある EUR/USD(ユーロドル) のショートを推奨いたします。本命:EUR/USD(ユーロドル) ショート(戻り売り)TANIFXの予測(ロジック):リスクオフのドル買い 米国株のソフトウェア銘柄下落など、市場のセンチメントが悪化する中では、流動性の高い米ドルが買われやすく、ユーロは売られやすい傾向にあります。円安の波及効果 日銀の利上げ観測後退による円安(USD/JPYの上昇)は、ドル全般の強さを下支えします。対してユーロは独自の買い材料がなく、1.18ドル台半ばのサポートを割り込めば下落が加速する形状です。
TANIFX Performance Board 2026/02/17 更新
■ 昨日の結果 (2026/02/16 戦略)
ターゲット:USD/JPY ショート
結果: [WIN] 詳細: 153.40円で約定。
■ Weekly Record (Feb 3rd week)
2/16 (Mon): [NOW ENTRY] USD/JPY Short (Entry: 153.40)
2/17 (Tue): [Now Trading…] Target: EUR/USD Short

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