【TANIFXデイリーニュース】2026年2月12日号

目次

157円から152円台へ──「高市トレード崩れ」と“静かなドル売り”の中で、どこを攻めるべきか?

■ 本日のマーケットサマリー(2026/02/12 朝時点)

通貨ペア / 商品現在値コメント
USD/JPY152.90157円台から急落後、153円割れ。円買い・ドル売りトレンド鮮明
EUR/JPY181.63185円台から調整継続。円高に押され下方向へ
GBP/JPY208.44214円→210円→208円と階段状に下落。クロス円全般が崩れ気味
EUR/USD1.1880USD雇用統計後のドル売りで1.19近辺を維持
GBP/USD1.3633USDポンドも対ドルでじり高。1.35割れからの戻り継続
EUR/GBP0.8712わずかにユーロ優位。欧州内はほぼレンジ
XAU/USD5,050USD5,000ドル台キープ。通貨不信ヘッジとしての買い継続

■ 通貨相関・テーマ整理(TANIFXビュー)

1. 通貨強弱のざっくり構図

直近の値動きを踏まえると、今の力関係イメージは:

Gold ≧ EUR ≳ GBP > JPY > USD

◆ USD(最弱)

  • 雇用統計後、
    「思ったより強いけど、利下げ完全消滅でもない」という中途半端な結果で、
    • ドルロングの利食い・ポジション整理の売り
    • 明日のCPI前の様子見
      が重なり、じわじわするドル売りトレンドに。

◆ JPY(“脆い強さ”)

  • 表面上は円高トレンド
    • USD/JPY:157 → 152円台
    • EUR/JPY:185 → 181円台
    • GBP/JPY:214 → 208円台
  • ただし、
    • 日本独自のリスク回避というより、
      「高市トレードの巻き戻し」+「ドル売りの波に乗った円買い」
      という性格が強い。
  • つまり、
    “まだ安全資産としての本格円高”ではなく、ポジション調整色が強い円高

◆ EUR / GBP(対ドルでは強い側)

  • ドル売りの受け皿として、ユーロ・ポンドがやや優位。
  • ユーロは:
    • 米に比べれば景気弱い
    • とはいえ「ドル一強相場崩れ」の受け皿としてそこそこ買われる
  • ポンドは:
    • 直近の急伸 → 調整 → もう一度ジリ上げ
      という、「ボラ高めのレンジ上昇」。

◆ Gold(通貨の外側)

  • 5,000ドル台を維持している時点で、
    「通貨で完結しないリスク」が意識され続けている状態。
  • ドル売り・円買いが進んでも、
    「じゃあ金はいらないね」とはならず、
    “最後の逃避先”としての役割はキープ

■ マクロ・株式・金の状況整理

◆ 米国株式

  • 主要3指数は雇用統計後にいったん下落
    • 理由:
      • 「利下げ観測の後退」=“金利高止まり”を嫌気した利益確定
  • ただし:
    • 業績見通しは依然として強め
    • AI・半導体関連は、中長期では依然“主役ポジ”
  • TANIFXの見方
    トレンド崩壊ではなく、あくまで調整。半導体の押し目拾い継続方針は維持。

◆ 日本株式

  • 日経平均はテクニカル的には過熱感が出ているが、
    その多くはデルタヘッジ絡みのテクニカル要因
  • 実際には:
    • TOPIX主導の上昇
    • 200日線乖離率は、アベノミクス初期の“バブル級”にはまだ届いていない。
  • TANIFXの見方
    「高市トレード=バリュー株の水準訂正」はまだ続く余地あり。
      株は押し目買い、為替は円売り一辺倒から方針修正中。

◆ 金(XAU/USD)

  • ドル/円の下落(円高)が大阪金の重石に。
  • 一方で:
    • ドル離れ・米資産からの分散
    • 日本財政悲観論
      などが引き続きゴールドを支える。
  • 高市首相の「予算編成の抜本見直し」は、
    純粋な財政バラマキとは違い、中長期的には日本の財政不安を和らげる方向
    “日本崩壊シナリオでの金買い”は行き過ぎだが、
      世界全体でのドル離れ・ゴールドシフトはまだ続きそう。

■ 今日の焦点:雇用統計後の“静かな調整”とCPI前夜

今日はイベントとしては“小さめ”な一日。

  • 昨日の雇用統計の余韻
  • 明日のCPI本番を前にしたポジション調整
    これが主役です。

TANIFXの予測:

  • 米金利:
    • これ以上ガンガン上がるよりも、
      「高止まり〜やや低下」方向の調整が出やすい
  • ドル:
    • 雇用統計後のドル買い期待は外れ、
      「じわじわドル売り・ドルロングの撤退」が主流
  • 円:
    • 高市トレードの“賞味期限切れ感”+
      「ここ2〜3日の円買いトレンド」が一度は続きやすい。

■ TANIFX本日のトレード戦略

戦略テーマ

「ドル円の“押し目買い”に見えていた動きを、
 今は“戻り売り候補”として扱うフェーズ」

クジラが手放しているのは“ドルロング”と“円ショート”。
 ならば、狙うべきは“ドル売り・円買いの継続”を素直に取れるペア。

◎ 本命:USD/JPY(ドル円)ショート(戻り売り)

いま一番分かりやすいテーマはこれです。

■ TANIFXの予測(理由)

  1. 構造変化:157円上抜け失敗 → トレンドの天井サイン
    • 157円台まで上げても、
      • 実弾介入は出ず
      • 代わりに“マーケットが自発的にドルロングを投げ始めた”
    • 「157円は当面の天井」という意識が、市場に広がりつつある。
  2. ポジションの巻き戻しがまだ途中
    • 高市トレードで積み上がった
      円ショート+ドルロングは、
      2〜3日で全部解消されるような規模ではない。
    • → 152円台は一旦の節目に見えるが、
      まだ戻ったら売りたい勢”が山ほどいる価格帯。
  3. CPI前に“ドル買い方向”へ賭けるのはリスキー
    • CPI次第で:
      • サプライズ上振れ → 一瞬ドル高
      • 下振れ → ドル売り再加速
    • いずれにしても、
      “イベント前に中途半端なドルロングを抱えるメリットは少ない”

■ TANIFX Performance Board

■ 昨日の結果 (2026/02/11 戦略)

  • 2/11 (Wed): EUR/USD Long
     1.19011 → 1.18756 [LOSE]
  • ■ Weekly Record (Feb 2nd week)
    2/9 (Mon): EUR/USD Short [LOSE]
    2/10 (Tue): EUR/JPY Long [LOSE]
    2/11 (Wed): EUR/USD Long [LOSE]

    [Weekly Total] 0勝 3敗
    ■ Monthly Record (2026 Feb)
    Total Trades: 9
    Wins: 4 / Loses: 5
    [Feb Win Rate] 44.4%
    ■ YTD Record (Year to Date)
    Total Trades: 31
    Wins: 19 / Loses: 12
    [YTD Win Rate] 61.3%
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