【TANIFXデイリーニュース】2026年2月6日号

目次

157円の亡霊と選挙前夜──「ドル現金回帰」とユーロ崩れ、最後に叩くべき通貨はどれだ?

■ 本日のマーケットサマリー(2026/02/06 朝時点)

通貨ペア / 商品現在値コメント
USD/JPY156.70157円目前で膠着。高市トレード vs 介入警戒の綱引き
EUR/JPY184.38円安で底堅いが、ユーロ自体は弱く上値限定的
EUR/USD1.1767USD1.18割れ定着。ユーロ売り・ドル買いのトレンド継続
GBP/JPY211.68214円台から急反落後。戻りは重くボラ高水準
GBP/USD1.3511USDドル高直撃で1.35割れ。ポンドも売られる側へ
EUR/GBP0.8709ポンドが崩れてユーロが相対的に優位に反発
XAU/USD4,682USD5,000ドルを維持できず続落。換金売り継続

※レートは2026年2月6日東京時間・早朝時点の水準を基に整理。

■ 通貨相関と強弱マップ(TANIFXビュー)

◆ 通貨強弱の構図

USD > EUR > JPY > GBP > Gold

  • USD(最強)
    • アマゾンの巨大投資計画をきっかけにハイテク株が揺さぶられ、
      「株の利益確定 → キャッシュ(ドル)へ避難」というフローが強化。
    • 米景気指標の強さ+ウォーシュ次期議長への“タカ派期待”も背骨に。
  • EUR
    • ECB会合を通過し、積極的なタカ派材料は乏しいまま
    • 「ドル高トレンドの受け皿として売られる通貨」のポジションで、対ドルでじり安継続。
  • JPY
    • 本来リスクオフで買われるはずだが、
      • 8日の衆院選で自民大勝観測(高市トレード)
      • 157円近辺には介入ラインが控える
        という特殊要因で、「安全通貨」としては機能しきれていない中途半端な存在。
  • GBP(最弱通貨グループ)
    • つい昨日まで“クロス円最強”だった反動で、
      ポンド円・ポンドドルともに一気に利食い売りが集中
    • EUR/GBPが切り返しているのも、「ポンド単体の弱さ」を裏付け。
  • Gold
    • 先月の大バブルの反動と、
      ドル金利上昇 → 「利回りのあるドル」優位
      という構図のなかで、換金売りが止まらない。
    • 安全資産としての需要は消えていないが、“現金(ドル)>金”のフェーズ。

■ 今日の相場テーマ:

「アマゾンショック」「選挙前」「ドル現金回帰」

1. 米国株式:AI投資と“ビビる市場”

  • アマゾンの年間2,000億ドル設備投資表明で、
    「回収できるのか?」という不安から時間外で株価急落。
  • ただし、GAFAM6社の5年平均ROICは約50%レベルとされ、
    中長期的には「過剰投資=即バブル崩壊」とは言い切れない状況。
  • 短期的には、
    「株を少し減らして、ドル現金に戻す」動きが強まり、ドル高要因に。

2. 日本株式:選挙期待と“ほぼ織り込み”

  • 日経平均は、
    • 衆院選で自民300議席超も視野という情勢分析、
    • 海外勢の「日本株買い・円売り」フロー、
      に支えられ、押し目は依然として買われやすい地合い。
  • ただし為替は、「高市トレードはもうだいぶ織り込んだよね?」
    という空気になりつつあり、157円台は新規で追いかけるには重たいゾーン

3. 為替:

「156円台後半は“結果を待つだけ”の落ち着かない水準」

  • ドル/円(USD/JPY)
    • 米金利の底堅さと高市トレードが下値を支え、156円台後半で張り付き。
    • 一方で、
      • 日米当局のレートチェック水準が近い
      • 週末&選挙前で持ち越しリスクが膨らんでいる
        ため、157円をストレートに抜けていくには“政治の許可”が必要なゾーン。
  • ユーロ/ドル(EUR/USD)
    • 1.18割れに成功し、下落トレンドが本格化
    • ECB後も目立ったタカ派材料はなく、「ドル高の踏み台」状態。
  • ポンド(GBP)
    • 昨日まで強かった反動で、一気に調整フェーズ。
    • ボラティリティは高いが、選挙&週末を前に
      リスク取りすぎると“スプレッドの餌”にされるタイプの動き

4. 金(Gold)

  • 5,000ドル回復を試すも、上値は重く4,600〜4,700ドル台でもみ合い。
  • 先月の超過熱を冷ます「正常化プロセス」の途中で、
    “守りのポジション”としてホールド → 追撃ロングは様子見の時間帯。

■ 本日の注目材料とTANIFXの予測

◆ 米ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】(24:00)

TANIFXの予測:

  • ヘッドライン指数: 78〜80程度で、前回比やや改善を想定。
  • 期待インフレ率: 3%台前半で“しぶとく高止まり”と見る。

想定されるマーケット反応:

  • 消費者マインド改善 + 期待インフレが下がらない
    → 「FRBは急いで利下げできない」
    米金利上昇 → ドル買い再加速 → EUR/USD・GBP/USDの下押し継続 のシナリオ。

■ TANIFXの本日のトレード戦略

◆ 戦略コンセプト

「介入と選挙が乗ったドル円は“観戦寄り”、
 トレンドが素直なユーロドルで“今週ラストの一手”」

ドル円はもう一段上がってもおかしくない水準だが、
・介入ライン近辺
・選挙2日前
・週末前のポジション調整

という三重苦で、「勝ちやすい場所」ではなくなっています。

一方、ユーロドルはファンダもテクニカルも分かりやすく“下向き”
今週ずっと売りで攻めてきた流れを、“取り切って終わる”金曜日にするイメージです。

◎ メイン戦略:EUR/USD(ユーロドル)ショート継続

TANIFXの予測(方向性)

  • 米景気指標の強さ、ウォーシュ次期議長のタカ派期待、ECBのハト派色。
  • これらを総合すると、「ユーロ高」が正当化される材料は乏しく、
    戻れば売られる“上値の軽い通貨”という位置づけ。

戦略:戻り売り

◯ サブ戦略:GBP/USD(ポンドドル)ショート(上級者向け)

  • テーマ: 「最弱通貨のひとつ・ポンド」に追撃を入れる形。
  • ただしボラが高く、急反発も出やすいので、
    「EUR/USDである程度取った上で、追加でスリルを求める人向け」のポジション。

△ USD/JPY(ドル円)は?

  • 156.70円というのは、
    • 高市トレードで上を試したい勢
    • 157円〜の介入ヘッドラインを恐れる勢
      が真正面からぶつかる“政治ゾーン”。
  • 今日わざわざここを、週末持ち越し前に攻めにいく優位性は低いとTANIFXは見ます。

■ 週末リスク管理(持ち越しルール)

TANIFXの予測(運用面の提案):

  • 今日のユーロドルショートは、
    NY午前〜ロンドンFIX(25:00)までに 80〜100% 利確して週末を迎えるのが基本線。
  • 選挙結果+トランプ発言+突発ヘッドラインで、
    月曜朝にギャップを喰らうのは「運用」ではなく「ギャンブル」です。

【TANIFXからのひと言】

今日は、

  • ドル円の157円勝負にムキにならず、
  • ユーロドルのショートを丁寧に仕上げて、
  • 週末は“ノーポジ or ごく軽め”で選挙を眺める。
  • 【TANIFX Performance Board】 2026/02/06 更新(確定版)■ Weekly Record (Feb 1st week)
    • 2/2 (Mon): USD/JPY Long (155.280 → 155.396) +11.6 pips [WIN]
    • 2/3 (Tue): USD/JPY Long (155.396 → 155.824) +42.8 pips [WIN]
    • 2/4 (Wed): GBP/JPY Long (213.419 → 214.120) +70.1 pips [WIN]
    • 2/5 (Thu): EUR/USD Short (1.18000 → 1.17670) +33.0 pips [WIN]
    • 2/6 (Fri):  EUR/USD Short(1.1767→ [Now Trading…]
    [Weekly Total] 4勝 0敗 (確定益 +157.5 pips)■ Monthly Record (2026 Feb)
    • Total Trades: 4
    • Wins: 4 / Loses: 0
    • [Feb Win Rate] 100%
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