目次
FOMC×レートチェック×金5,000ドル超──「ドルの時代の揺らぎ」と152円台の攻防
1.本日のマーケットサマリー(2026/01/28・東京朝)
※以下のレートを前提にレポートします。
| 通貨ペア / 商品 | 現在値 | コメント(TANIFXビュー) |
|---|---|---|
| USD/JPY | 152.94円 | 155円割れからさらに水準切り下げ。152円台は「トレンド転換ゾーン」 |
| EUR/JPY | 183.44円 | ドル安・円高が交錯も、ユーロ高が下支え |
| GBP/JPY | 211.04円 | クロス円全体の巻き戻しの中では踏ん張っている水準 |
| EUR/USD | 1.19944USD | ついに1.20ドル大台目前。ドル売りの主戦場 |
| GBP/USD | 1.37981USD | 1.38ドル手前まで上昇。ポンドもドル売りの受け皿に |
| EUR/GBP | 0.86913 | ユーロ・ポンドともに強く、大きな偏りなし |
| XAU/USD | 5,219USD | 金は5,200ドル超え。通貨不信の最終避難先として独走 |
2.通貨相関と現在のテーマ(TANIFXビュー)
■ 通貨強弱イメージ
Gold ≫ EUR ≧ GBP > JPY > USD
- ドル(USD):イベント待ちの最弱通貨
- FOMCとパウエル会見を今夜に控え、
「ドルをこれ以上持ちたくないが、まだ売り切ってもいない」という
中途半端なセンチメント。 - 米政府機関閉鎖リスク、政治ノイズもくすぶっており、
ドルインデックスはじりじりと下方向。
- FOMCとパウエル会見を今夜に控え、
- 円(JPY):“売られすぎ”からの買い戻しフェーズ継続
- 日米レートチェック報道と、トランプ大統領の
「日本と中国は通貨安誘導だ」という批判で、
“円売りトレンドにブレーキ” がかかった状態。 - ただし、財政懸念・長期金利のボラティリティ・総選挙と
「円を積極的に買い上げる材料」も乏しく、
“ドル安>円高”で、対ドル以外では円はそこまで強くない のがポイント。
- 日米レートチェック報道と、トランプ大統領の
- ユーロ・ポンド(EUR / GBP):ドル売りのメイン受け皿
- グリーンランド問題を巡る対欧州関税リスクが後退したこともあり、
EUR/USDは1.20ドル目前、GBP/USDも1.38ドル近辺 と、
「ドル売り資金の主な流入先」になっています。 - EUR/GBPは0.86〜0.87台で拮抗しており、
“ドルを売るならどっちでもいい” という資金の入り方。
- グリーンランド問題を巡る対欧州関税リスクが後退したこともあり、
- ゴールド(XAU):通貨不信の“最終バケツ”
- 5,200ドル台というのは、
もはや通常の金利・インフレ指標では説明のつかない領域。 - トランプの関税カード、各国財政赤字、通貨安競争への不信感…
「全部まとめて金でヘッジしておこう」 という
世界的な資金の行き場が、チャートにそのまま出ています。
- 5,200ドル台というのは、
3.本日の注目イベントとTANIFXの予測
■ 今夜最大のイベント:FOMC & パウエル会見
- 内容:
- 米金融政策発表
- パウエルFRB議長の記者会見
TANIFXの予測(金融政策)
- 政策金利:据え置き
- ステートメント:
- インフレ鈍化の継続を認めつつ、
- 「過度な利下げ織り込みをけん制」する一文を残す可能性。
- パウエル会見:
- 市場が期待するほどのハト派にはならず、
- 「データ次第(Data dependent)」を繰り返すと予想。
マーケット反応(TANIFXのシナリオ)
- 初動:アルゴによる“上下ヒゲ”
- 文言のわずかな変化で、数十pips〜1円程度の乱高下。
- 第2波:方向性は“依然ドル安優位”
- 大枠の流れである
「世界的な利下げサイクル入り」+「米政治リスク」
は変わらないため、
イベント通過後は再び“戻り売りのドル・戻り買いのユーロ・ポンド” になりやすい。
- 大枠の流れである
4.株式・日本サイドの状況(ざっくり)
- 米株式
- テキサス・インスツルメンツのガイダンスが市場予想を上回り、
「アナログ半導体需要=実体経済の底堅さ」が再確認された格好。 - 金利が下がり、景気が落ちず、AI投資が続くなら、
“株高・ドル安・金高”の黄金パターン が継続しやすい地合いです。
- テキサス・インスツルメンツのガイダンスが市場予想を上回り、
- 日本株式
- 円高進行は輸出株の重石ですが、
半導体・AI関連への期待と、米株高が下支え。 - 解散総選挙を巡る思惑は続くものの、
外国人投資家は「為替リスクが読みづらいので株だけ買って、円はヘッジ」
というスタンスに傾きやすい局面です。
- 円高進行は輸出株の重石ですが、
5.TANIFXの本日のトレード戦略
☆ 結論から:
本命は「EUR/USD ロング」、USD/JPYは“戻り売り狙いだが、FOMCまでサイズを絞る」がTANIFXの予測です。
FOMC直後の“初動1〜3分”はフェイクブレイクになりやすいため、1本目の大きな足が確定してから入る
5-1.本命:EUR/USD(ユーロドル)ロング
TANIFXの予測:
- 大きな流れは “ドル売り・ユーロ買い”。
- FOMCでよほどタカ派なサプライズが出ない限り、
1.20ドル台乗せトライ のシナリオが続くと見ます。
■ 戦略イメージ
- エントリー方針:押し目買い
5-2.サブ:USD/JPY(ドル円)ショート(ただしポジション小さめ)
TANIFXの予測:
- レートチェック以降、ドル円は完全に「戻り売り相場」へ移行。
- ただし、すでに152円台まで落ちている水準で
FOMC直前に大きく攻め込むのはリスクが高いと判断します。
5-3.Gold(XAU/USD)は「ホールド or 押し目待ち」
- 5,219ドルという水準は、
「ショートする勇気が一番試されるゾーン」 ですが、
TANIFXの予測としては、- 既に持っているロング → 一部利食いしつつコアはホールド
- 新規エントリー → 5,100ドル割れまでの押し目待ち
を推奨します。
6.TANIFXからの一言(今日の相場格言)
「イベント前に当てに行くな。
イベント後に“崩れた方”についていけ。」
今日はFOMC+パウエル会見+レートチェック余韻という、
“無理やり当てに行くと焼かれやすい日” です。
- 本命はトレンドに素直な EUR/USDロング
- ドル円はあくまで 戻り売り、小さく短く
- ノートレードも立派な戦略

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