【TANIFXデイリーニュース】2026年1月26日号

目次

レートチェックで円安相場に終止符か

155円攻防と「金5,000ドルの世界」で、ドルは最弱通貨へ

TANIFXです。おはようございます。
先週末の「日米レートチェック観測」をきっかけに、マーケットの空気が一気に変わりました。

  • ドル円は160円方向を見ていた流れから一転、155円台前半まで急落
  • ユーロドルは1.18台後半までドル売りが進行
  • ゴールドはついに5,000ドルを突破し、5,036ドルという歴史的水準へ

「円キャリーの巻き戻し」と「ドル不信」、そして「通貨不信の最終避難先としての金」が、一気に表面化してきた局面です。

1. 本日の主要レートと通貨相関

(2026年1月26日 朝時点)

通貨ペア / 商品現在値コメント
USD/JPY155.17レートチェック観測後の急落水準。155円防衛の攻防へ
EUR/JPY183.82ドル円につれ安も、ユーロ高が下値を支える
EUR/USD1.18479 USDドル売り加速で1.18台後半へ。ドル最弱を象徴
GBP/JPY211.74円買い戻しで調整も、依然として高値圏
GBP/USD1.36495 USD1.36ドル台ミドル。ポンドも対ドルで優位
EUR/GBP0.86804ユーロ・ポンドともドルに対して強く拮抗
XAU/USD5,036 USD金5,000ドル突破後も高止まり。通貨不信の受け皿

通貨強弱(TANIFXビュー)

Gold ≫ EUR ≧ GBP > JPY(買い戻し)> USD(最弱)

  • Gold(XAU):
    米国の財政・シャットダウンリスク、日本の財政懸念、欧州の地政学リスクなど、「法定通貨リスクの集合体」が一気に金へ向かっている状態。“通貨全般への不信”の象徴
  • EUR / GBP:
    ドル売りの受け皿として買われやすい2通貨。米金融政策への不透明感と政治リスクの高まりを背景に、「ドルの対抗馬」として選好されている。
  • JPY:
    短期的には「介入警戒・レートチェック」を背景にした円ショートの買い戻しで強含み。ただし、中期のファンダメンタルズ(国債ボラティリティ・財政懸念)を考えれば、構造的な“安全通貨”とは言い難い
  • USD:
    FOMC、次期FRB議長人事、政府機関閉鎖(シャットダウン)リスクなど、“アメリカ側の事情”による売り材料が集中。現時点では主要通貨の中で最弱。

2. マクロ環境と今日の注目テーマ

① 「レートチェック」と円キャリー巻き戻し

先週末、「日米当局がレートチェックを実施した」との観測が浮上。
これは市場に対して、

「160円方向の一方的な円安は看過しない」

という強烈なメッセージとなり、
積み上がっていた円売りポジション(円キャリー)が一気に解消されました。

  • ドル円:158円台 → 155円台前半へ急落
  • クロス円全般も、円買い戻し主導で調整中

以降、156〜157円台は「戻り売りゾーン」として意識されやすく、
短期筋は「介入前提の天井圏」と見てポジションを組んでいます。

② 米国:政治リスクとFOMC前のドル売り

  • 今週28日にFOMC(金融政策発表)
  • 次期FRB議長指名への思惑
  • 政府機関閉鎖(シャットダウン)リスク

など、ドル買いを躊躇させる材料が集中。
実体経済や企業業績は底堅いものの、「政治・金融政策の不透明感」が優先され、
ドル売り・金買い・ユーロ買いという流れが続きやすい地合いです。

③ 日本:解散総選挙とJGB(国債)ボラティリティ

  • 2月8日投開票見込みの解散総選挙モード
  • 超長期国債の急騰(=利回り急騰)と財政懸念

市場は「日本のバランスシートが実は資産超過」である事実よりも、
“分かりやすい財政不安ストーリー”を好むため、
債券市場のボラティリティは円の“安全通貨”としてのイメージをむしろ傷つけています。

3. 本日の注目経済指標とTANIFXの予測

本日は大型指標こそ少ないものの、ドル売りバイアスを確認する1日になりそうです。

◆ 24:00 米・12月 新築住宅販売件数

  • 市場予想:前月比 横ばい〜やや減少
  • TANIFXの予測:
    • 金利高止まりの影響で、やや弱め〜予想並みの可能性が高い
    • 弱い数字 → 「ドル売り・金買い継続」の口実にされやすい

総合評価(TANIFXの予測):

  • 強いサプライズがない限り、
    「ドル買い戻し」より「ドル売り継続」を選びやすい地合い
  • 特にUSD/JPYでは、
    レートチェック観測という“見えない天井”が意識されるため、上値追いは難しい展開とみる。

4. TANIFXの本日のトレード戦略

戦略テーマ

「ドル円は“戻り売り”、ユーロは“押し目買い候補”。主役はドル売り継続。」

◆ 本命:USD/JPY(ドル円)ショート(戻り売り)

TANIFXの予測:
ドル円は、レートチェック観測を背景に“押し目買い”から“戻り売りトレンド”へレジーム転換したと判断します。

■ シナリオ

  • 155円台前半は短期的な下げ一服ゾーン
  • しかし、156〜157円方向への戻りは、
    • 介入警戒を背景にした投機筋の売り
    • 輸出企業のヘッジ売り
      が重なりやすく、上値は極めて重いと予測。

■ シナリオが崩れる条件(TANIFXが警戒するパターン)

  • FOMC・FRB要人から想定以上にタカ派なメッセージ
  • シャットダウン回避や、想定より強い米指標による「ドル全面買い戻し」
  • 日米双方から「過度なドル安は望ましくない」などのコメントが出て、
    “ドル安牽制” に地合いが切り替わった場合

このようなニュースが重なり、156円台にしっかり乗ってしまった場合は、
素直に損切りして戦略の再構築が必要と考えます。

◆ 代替アイデア:EUR/USD(ユーロドル)押し目買い

TANIFXの予測:
「ドル最弱トレンド」にストレートに乗りたい場合、
EUR/USDやGBP/USDの押し目買いも有力になります。

  • 背景:
    • 関税リスク後退、欧州への追加関税見送り観測
    • 米ドル側に政治・金融政策リスクが集中
  • ◆ Gold(XAU/USD):ホルダーは継続、押し目待ち
  • 5,000ドル超えは“異常値”であると同時に“新しい現実”
  • 米国・日本・欧州いずれも財政・政治リスクを抱える中、
    「通貨システムそのもの」への不信が金へ集約。

TANIFXのスタンス:

  • すでにロング保有 → 基本はホールド
  • 新規エントリー → 5,000ドル割れの押し目を待つ方が安全

5. まとめ(TANIFX 3行サマリー)

  1. レートチェック観測で、ドル円は“押し目買い”から“戻り売り”トレンドへ完全にレジーム転換。
  2. ドルは今や主要通貨中で最弱。資金はユーロ・ポンド、そして金(XAU)へ逃避している。
  3. 本日の本命はUSD/JPYの戻り売り。155円台後半は“クジラが上から叩くエリア”として意識したい局面。

相場は「雰囲気」でなく「力学」で動きます。
いまクジラが逃げている方向──“ドル売り・円買い戻し・金買い”──に逆らわないことが、
今日いちばん大事なリスク管理だとTANIFXは考えます。

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