目次
1. 本日のマーケット概況と通貨相関
まず、TANIFXで参照する現在値は以下の通りです
| 通貨ペア / 商品 | レート(参考) |
|---|---|
| USD/JPY | 159.24円 |
| EUR/JPY | 185.38円 |
| EUR/USD | 1.1639ドル |
| GBP/JPY | 213.76円 |
| GBP/USD | 1.3422ドル |
| EUR/GBP | 0.8672 |
| XAU/USD | 4,603ドル |
■ 通貨強弱の整理(TANIFXビュー)
これらのレートから見える「通貨の力関係」を整理すると:
- 対円では:
USD/JPY・EUR/JPY・GBP/JPYがいずれも歴史的高値圏 → 円(JPY)が独歩安。 - 対ドルでは:
- EUR/USD ≒1.16台前半
- GBP/USD ≒1.34台前半
→ ユーロ・ポンドともに対ドルではやや押され気味(ドル優位)。
- 金(XAU):
4,600ドル乗せと、法定通貨全体への不信と地政学リスクを反映した実物資産の一人勝ち。
総合すると、通貨強弱は概ね:
XAU ≫ USD ≳ EUR・GBP ≫≫ JPY(最弱)
という構図です。
ポイントは2つ:
- 円が“資金調達通貨(ファンディング通貨)”として売られ続けている
─ 解散風・日銀の出遅れ・株高リスクオンが重なり、「とりあえず円を売る」フローが止まらない状況。 - ドルはPPI・小売売上高というイベントの“主役通貨”
─ 今日は、クロス円よりも「素直にドル vs 円」で勝負した方が戦いやすい地合いといえます。
2. 本日の注目テーマ
◆ 政治・金融政策
- 日本:衆議院解散への思惑
高市首相の解散検討報道が続く中、「選挙期間中は大胆な介入はしづらい」という見方から、
海外勢にとって“円売りを正当化する材料”になっています。 - 日銀:来週の金融政策決定会合
0.25%刻みの利上げ継続は意識されつつも、
「円安是正のための本格タカ派化には踏み込めない」との見方が優勢。 - 米国:次期FRB議長人事とトランプ発言
利下げペースやFRBの独立性に対する市場の疑念は、
“ドルの構造的な不安” → 金高騰 という形で表面化していますが、
短期的な値動きは依然として指標主導です。
3. 株式・金利・コモディティ
■ 米国株式
- NYダウは最高値圏から反落。
JPモルガン、セールスフォース、ビザなどに悪材料が出て利益確定売りが優勢に。 - 一方、SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)は連日高値更新。
AI関連投資・半導体サイクルへの期待は根強く、市場センチメントは決して弱くありません。
→ 「主力株の一服」と「半導体主導の強気」が同居する、典型的な後半相場の構図です。
■ 日本株式
- 日経平均は続伸が見込まれます。
- 衆院解散観測 → 政権基盤強化と成長投資の加速期待
- 米株高&半導体強気
- 予想PERは20倍台に乗せており、短期的には利益確定売りが上値を抑える可能性はあるものの、
「日本株の持ち高を増やしたい海外勢の押し目買い」が下値を支える構図です。
■ 金(ゴールド)
- XAU/USD 4,603ドルと、まさに「異常値」の領域。
- FRBの独立性への不安
- 各国の財政拡張路線
- ベネズエラなど地政学リスク
が複合的に織り込まれています。
- ドル/円の上昇が国内の大阪金(期先)を押し上げる一方、
短期マネー主導の高値追いとなっており、スピード違反の反動(急落)には要警戒ゾーンです。
4. 本日の米指標とTANIFXの予測
米 12月 生産者物価指数(PPI)
- 市場の関心:
CPIに続き、インフレの「粘着度」を測る指標として注目。
特にコアPPIが強ければ、「FRBの利下げペース鈍化 → 金利高 → ドル高」の連想。 - TANIFXの予測:
- 総合PPI:前月比 +0.1〜+0.2% 程度
- コアPPI:前月比 +0.2%前後(やや粘着的)
→ 結論: 「インフレは落ち着きつつも、利下げを急ぐほどの弱さではない」
= ドルにとってはやや支援材料になりやすいと見ます。
米 12月 小売売上高
- 市場の関心:
米個人消費の勢いを測る最重要指標。
AIブームや株高が「資産効果」を通じて消費を下支えしているかに注目。 - TANIFXの予測:
- ヘッドライン:前月比 +0.3%程度
- コア(自動車・ガソリン除く):前月比 +0.2%前後
→ 「底堅いが、過熱ではない」という着地をメインシナリオとします。
想定シナリオ:
- PPI・小売とも予想を上回る → ドル買い継続
- 米金利上昇 → USD/JPYは160円トライの可能性。
- 弱めの結果 → ドル調整・金再上昇
- USD/JPYは158円台半ばまでの押しを試す展開も。
5. TANIFXの本日のトレード戦略
本命:USD/JPY ロング(押し目買い)
※イベントリスクが大きいため、指標前後の“時間軸”管理が最重要
■ なぜEURJPYやGBPJPYではなく、USDJPYなのか?
- イベントの主役は「ドル」
- 今日はPPIと小売売上高というドル直撃の指標がメイン。
- クロス円(EUR/JPY・GBP/JPY)は
- 「ドル/円の動き」
- 「ユーロ/ドル・ポンド/ドルの動き」
がぶつかって“綱引き”になりやすく、
一方向のトレンドを取りにくい地合いです。
- 円は依然として“売られやすい最弱通貨”
- 解散風・日銀の出遅れ・株高を背景に、
円売り圧力そのものは継続していると判断します。
- 解散風・日銀の出遅れ・株高を背景に、
- USD/JPYは価格帯的にも“節目”
- 159円台は介入・口先介入が意識される一方で、
ショート勢のストップが上方に溜まっていると見られるゾーンです。 - 指標の結果次第で160円方向への“火柱”が立つ可能性も。
- 159円台は介入・口先介入が意識される一方で、
■ まとめ(本日のスタンス)
- 通貨強弱:
XAU高騰・円独歩安・ドルはイベント通貨としてやや優位。 - ファンダ:
解散風+来週の日銀会合+今夜のPPI&小売売上高で、
「円売りトレンドの中で、ドルがどこまで主導権を握れるか」が焦点。 - トレード:
- 本命:USD/JPY 押し目買い(TANIFXの予測)

米 12月 生産者物価指数(PPI)
本命:USD/JPY ロング(押し目買い)
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