【TANIFXデイリーニュース】2026年1月8日号

目次

雇用統計前夜の“静かな綱引き”

1.本日のマーケットテーマと通貨相関

本日は、米新規失業保険申請件数を控えた「雇用統計前夜」。
ドル・円・ユーロともに大きくトレンドを崩すことなく、ポジション調整と様子見が交錯する1日になりそうです。

TANIFXの予測では、

  • ドルはじり高、円は依然として最弱通貨、ユーロとポンドは調整混じりのレンジ
    という構図が続いており、「円売りトレンドは維持、主役は依然ドル円」と判断しています。

本日の主要レート(2026/01/08 時点)

通貨ペア / 商品現在値コメント
USD/JPY156.78円21日線上でトレンド維持、156円台後半での攻防
EUR/JPY183.09円高値圏維持、円独歩安の一角
EUR/USD1.16767ドル1.16台後半〜1.17手前、レンジ下限を試す動き
GBP/JPY211.00円高値圏も、前日の勢いからはやや一服
GBP/USD1.3457ドル1.35台手前で調整局面
EUR/GBP0.8676ポンド高一服でユーロがやや巻き返し
XAU/USD(NY金)4,451ドル4,500ドル手前からの利確で反落局面

通貨相関の整理(TANIFXの予測)

  • 円(JPY):
    依然として「全通貨に対して売られやすい」構図。
    クロス円(EURJPY・GBPJPY)が総じて高値圏にあることからも、グローバルに円売りトレンド継続と見ています。
  • ドル(USD):
    雇用統計を前にじり高基調
    昨日のADPやISM非製造業を背景に、「米景気は減速ではなく底堅い」との見方が支配的で、
    ドルインデックスも下げ渋り → ドル売り一辺倒にはなっていない状態。
  • ユーロ(EUR):
    EUR/USDは1.16台後半〜1.17手前で、テクニカル的には「レンジ下限」ゾーン。
    ただし、欧州独自の材料は乏しく、対ドル・対円ともに“受け身”の展開になりやすいと見ています。
  • ポンド(GBP):
    昨日までの「ポンド一強」からはやや息切れ。
    GBPJPYは依然211円と高所圏にある一方、GBPUSDは調整色が強まり、
    本日は「無理に追いかけるゾーンではない」と判断しています。
  • 金(GOLD):
    ベネズエラ情勢を背景に4,400ドル台まで上昇したのち、
    今日は雇用統計を前にした利益確定売りで反落。
    「地政学リスク買い」と「金利上昇警戒」が綱引きしている形です。

2.本日の注目指標:新規失業保険申請件数

─ 雇用統計前夜の“前哨戦”

指標名:米・新規失業保険申請件数(週間)

  • 発表予定時刻:22:30(日本時間)
  • 市場予想:21.0万件前後
  • TANIFXの予測:20.5万〜20.8万件(やや強め)

TANIFXの予測とシナリオ

  • TANIFXの予測:
    雇用環境は依然タイトであり、
    • 年末商戦の解雇が想定ほど膨らんでいない
    • AI・ハイテク関連を中心に、サービス部門の雇用需要は底堅い
      ことから、市場予想をやや上回る=“強め”の数字を想定しています。

シナリオ①:20万件台前半(強い結果)

  • 「米景気はまだしっかり → 利下げ急がず」の評価
  • 米長期金利:上昇方向に反応しやすい
  • USD/JPY:157円台トライのきっかけになり得る
    → 157.20〜157.50円方向の上値試しをイメージ

シナリオ②:22万件超(弱い結果)

  • 「雇用減速 → 利下げ前倒し」の思惑が台頭
  • ドル売り・金買い戻しが一時優勢
  • USD/JPY:156円割れ方向へのストップ狩りもあり得る

いずれにしても、今夜の結果は明日のNFP(雇用統計)への期待と警戒を増幅させる“燃料”となります。

3.株式・金利・商品市場のTANIFXビュー

■ 米国株式:AI相場「第2弾」が点火しつつある

  • AI開発のAnthropic(アンソロピック)が
    「100億ドル規模の資金調達を計画」と報じられ、
    プレマネー評価額は3,500億ドル
    と昨年9月の約2倍水準に。
  • これはAIが単なるソフトウェアの話ではなく、
    「業務インフラ・産業構造そのものを組み替えるフェーズ」に入っていることを示唆。
  • TANIFXの予測では、
    ハイテク・金融・半導体を巻き込んだ“AI相場第2弾”がじわじわと進行中とみています。

■ 日本株式:高値圏も、海外勢の買い意欲は強い

  • 日経平均は高値圏でもみ合いが続く見通し。
    • 大発会からの急騰の反動による利益確定売りが上値を抑制
    • しかし、日本株の投資ウェイト引き上げを狙う海外勢の買いが下値を支える公算大
  • サムスン電子の好決算は、
    日本の半導体関連・製造装置企業には明確な追い風
    → 株高=円安の相関は依然として有効です。

■ 為替全体:円売りトレンド継続も、イベント前で“浅めの勝負”

  • USD/JPY: 156円台後半での推移。
    年初のNISA経由の外貨投資など、構造的な円売りフローが続いており、
    TANIFXの予測では、「156円割れは現時点では押し目候補」と見ています。
  • EUR/JPY・GBP/JPY:
    高値圏維持も、ポンドはやや一服。
    ボラティリティが高く、雇用統計前日の新規エントリーには慎重姿勢を推奨

■ 金(GOLD):

  • XAU/USDは4,492 → 4,451ドルへと反落。
  • 地政学リスク(ベネズエラ)を背景に中長期の上昇トレンドは維持しつつも、
    短期的には「上がり過ぎの修正+雇用統計前のポジション整理」の局面とみています。

4.本日のトレード戦略(TANIFXの予測)

【本命】USD/JPY(ドル円)ロングの押し目買い

※ただし「ノートレード」も強く推奨される環境

◆ 戦略概要

  • 基本スタンス:
    • 本命は USD/JPYロング(押し目買い)
    • ただし、雇用統計の前日であることを強く意識し、
      「ノートレード」もプロ水準の選択肢

3行サマリー(本日のTANIFXビュー)

  1. 円売りトレンド継続の中で、ドル円156円台後半は依然“押し目候補”。
  2. 今夜の新規失業保険は、明日の雇用統計への“前哨戦”としてドル円157円トライの火種になり得る。
  3. 本命はUSD/JPYロングの軽め押し目買い、ただしノートレードも十分に妥当な一手。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次